関東ロールシャッハ複合研究会2020年3月6日「脳から見る人間の言語と心」酒井邦嘉先生東京大学の2015年に行われた公開講座より。 https://www.youtube.com/watch?v=wPXLUxkqEt8 酒井先生は、脳科学を専門にしながら、チョムスキーの言語学(先生に言わせればチョムスキーは科学的であるそう)も取り入れながら研究をされている先...
関東ロールシャッハ複合研究会2020年3月5日「AI」「知能」「ロールシャッハ」①東京大学の代表的AI研究者のお一人、松尾豊先生によるご公演。 https://www.youtube.com/watch?v=_tnPdEZSSN4 先生のよると、今は2010年から続く「第3次AIブーム(ディープラーニング)」の途上ということで、近年特にAI知能における発...
関東ロールシャッハ複合研究会2019年9月15日大江健三郎とイェーツ大江健三郎は、若かりし時に尊敬する大学院の先輩がその存在を教えてくれた。 私は子どもの頃から本など読まない人間だったので、大江健三郎のデビュー作である「死者の奢り」が、いわゆる純文学と呼ばれるジャンルの作品に触れる初めての機会となった。...
関東ロールシャッハ複合研究会2019年8月7日「現象学」事始め②「現象学」の成立には実は「心理学」も関係していて、それは心理学の祖である「ヴント(要素主義)」と「ゲシュタルト心理学」にあるとされる。 ヴント(「心理学研究」1881年)は、実験心理学を始めた事で有名だが、実験で得られたデータをかき集めてそれをつなぎ合わせれば、心の全体像が...
関東ロールシャッハ複合研究会2019年8月7日「現象学」事始め①「現象学」の一つの源流は「事象そのものへ」という目標を立てた哲学者フッサールにあるとも言われる(『論理学研究』1900年)。その後ハイデガーやメルロ=ポンティ、サルトルらがそれを引き継いでいくのだが、彼らの理論をそれぞれ学ぶだけでは「現象学」の本当の意味は見えづらい。...
関東ロールシャッハ複合研究会2019年8月6日メルロ=ポンティ①『行動の構造』1942年のデビュー作 行動の3つの類型 1.癒合的形態(生物において自然のうちに備わっている行動) 2.可換的形態(構造化された知覚に基づく行動) 3.象徴的形態(自分を振り返り、それに対しての態度を取ることができる。人間独自の行動)...
関東ロールシャッハ複合研究会2019年8月4日書籍紹介①『人工知能のための哲学塾』三宅陽一郎 メルロ・ポンティを始めとした“現象学”の成立に関する紹介とともに、その影響を受けた生物学や心理学等の紹介もしていて理解に深みが出ます。同書籍の内容は、YouTubeでも講義内容がUPされていますので、そちらもどうぞ。...